CINEMA NEKO

ヒストリー

  • 街から消えた映画館を復活させ笑顔を届けたい

    映画看板がある街、青梅。映画の街として多くの人で賑わい、3館もの映画館が建ち並んだ歴史があります。
    しかし50年ほど前に全ての映画館が廃館。それ以降、映画看板はあるものの、青梅の街に映画館が建てられることはありませんでした。
    約50年ぶりに青梅の街に映画館をつくるきっかけとなったのは、株式会社チャスが運営する飲食店「火の鳥」に来店してくださっていたお客様のある一言。
    「青梅にも昔は映画館があったのにねぇ。今は街のどこにもないからね。あったら嬉しいんだけどね‥」
    そんなお客様の声に心を動かされ、青梅に再び映画館をつくり、映画というエンターテイメントの力で街全体に笑顔を届けたいという想いから、シネマネコのプロジェクトは開始しました。

  • 貴重な文化財を映画館として多くの人が利用できる建物へ

    シネマネコは青梅織物工業協同組合の敷地内にある、昭和初期に建てられ旧都立繊維試験場として使われていた、国登録有形文化財の貴重な木造建築物をリノベーションしています。この貴重な文化財を保存するだけではなく、古くから残っている街の建物を有効活用し、人々が活用できる場として映画館にしたい。こうしたコンセプトのもと映画館シネマネコが誕生しました。

  • 東京で唯一の木造建築の映画館

    シネマネコは、東京都でただひとつしかない木造建築の映画館です。木の温かさと開放感のある天井。たっぷりと光を取り込む大きな窓。自然の豊かさを感じられる空間。そして最新技術の映画設備を兼ね備えたシアタールーム。360度取り囲むスピーカーによる臨場感のある音響で、最高品質の体験が可能です。自然の温もりを感じながら​ハイスペックな設備環境で映画を楽しめる今までのミニシアターにはない、新しい映画館です。

  • 人々の優しさやご縁で完成できた映画館シネマネコ

    劇場内に設置されている椅子は新潟県十日町で閉館してしまった「十日町シネマパラダイス」というミニシアターで使用していた劇場用の椅子を、館長さんのご好意で譲渡して頂いたものです。「ここで廃棄してしまうより、使ってくれる映画館に譲りたい」。そう仰ってくださった館長さんの想いを受け継ぐようにして新潟から青梅に運ばれて来ました。大切に保管されていたことが一目でわかるほど綺麗な状態で、劇場内に設置されています。

  • シネマネコの未来予想図

    「木造建築 × 最先端の映画設備」の映画体験だけにとどまらず、映画好きのためのコミュニティ形成、イベント上映会、地域住民の方たちとの交流会、映画祭など幅広い活動を展開していきます。このような活動を通して、新しい映画館の形を提案し続けていきながら、シネマネコが「人と映画と文化」を紡ぐことができるような場所にしていきたいです。

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