作品紹介
ドキュメンタリー
ロッコク・キッチン
- 上映時間: 122分 | G
東日本大震災から13年が経った2024年、福島県を走る国道6号線=“ロッコク”沿いの町で暮らす人々の食卓を訪ねたドキュメンタリー。
2011年に発生し、多くの人々の日常を奪い、福島の地に深い爪痕を残した東日本大震災。それから年月が経ち、福島の被災地には、帰還した住民、移住してきた人、仕事や復興のために訪れる人など、多様な背景をもつ人々が混じり合いながら新たな生活史を刻んでいる。本作『ロッコク・キッチン』は、川内有緒と三好大輔が、東京と福島を繋ぐ国道6号線(通称「ロッコク」)を車で旅し、原発被災地でツアーを企画するインド人女性のスワスティカ・ハルシュ・ジャジュさん、「おれたちの伝承館」を運営する写真家・中筋純さん、夜だけオープンする本屋「読書屋 息つぎ」の武内優さんの“キッチン”を軸に、その日常や人生を軽やかに描き出すドキュメンタリーである。キッチンに立つ姿、料理の手ざわり、食卓で交わされる言葉。一人暮らしのキッチンや、大勢で囲む鍋、寒い夜のスープ。どれもこの過酷な体験をした土地で育まれた「生活の色」であり、喜びや悲しみの記憶であり、希望の証である。「食」という切り口もあり、これまで作られてきた震災関連のドキュメンタリーとは一線を画す映画となる。また、本編には、地元住民の協力のもと、震災以前のホームムービー映像も挿入、かつての町の日常や家族の風景を映し出した映像は、震災後の再開発や解体により消えつつある「暮らしの記憶」を、次世代へ受け渡す貴重な手がかりとなっている。
このプロジェクトは、ドキュメンタリーだけでなく、川内のノンフィクションエッセイにもなっている。2024年10月より文芸誌「群像」(講談社)にてスタートした連載を収録した書籍版『ロッコク・キッチン』は、第35回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞するなど大きな話題に。また、10月に開催されたアジア最大級のドキュメンタリー映画祭「山形国際ドキュメンタリー映画祭2025」にて本作がワールドプレミア上映された際には、立ち見がでるほどの大盛況。満員のお客様とともに無事世界初上映を終え、今回、めでたく劇場公開される運びとなった。
TRAILER
RESERVE
2026年4月3日(金)上映
3月31日(火)チケット先行販売予定
INFORMATION
- タイトル
- ロッコク・キッチン
- 出演
- スワスティカ・ハルシュ・ジャジュ, 中筋純, 武内優
- 監督
- 三好大輔
- 配給
- ロッコク・キッチン・プロジェクト事務局(株式会社植田印刷所内)
- 公開年
- 2026年







